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ポケット直工 の使い方

これは何?

予定価格(税抜)と、工種区分・施工地域などの条件から、予定価格になる直接工事費を逆算するアプリです。

予定価格は、直接工事費に共通仮設費・現場管理費・一般管理費等を率で積み上げた額です。率の式は国土交通省の通知で公表されているので、条件が分かれば逆にたどれます。積算の途中で「直接工事費はどのくらいになるはずか」の目標を、明細を組む前に持てます。

答えは1つの金額ではなく幅で出ます。工事価格は1万円単位に切り捨てられ、率も0.01%刻みで動くため、数千円の範囲の直接工事費がどれも同じ予定価格になるからです。

使い方

ホーム画面に入れておくと、次からアイコン1つで開けます。入れ方を見る

  1. 予定価格(税抜)を入れます。税込しか分からないときは1.1で割った額です
  2. 工種区分・施工地域区分・週休2日の補正・前払金支出割合・契約保証を、設計書の総括表や特記仕様書に合わせて選びます
  3. 処分費等の額と共通仮設費の積上げ額が分かれば入れます(入れないと目標は高めに出ます)
  4. 「直接工事費の目標」と内訳、条件を変えたときの目標の動きが出ます

入力した値はこの端末の中だけに保存され、どこにも送りません。「値入りリンクをコピー」で作るリンクも、金額は # より後ろに入るためサーバーには届きません。

工種区分

通知の「表-1 工種区分」から選びます。工事名にとらわれず、工種の内容で決まります。2種類以上の工種からなる工事は主たる工種の区分で、判断しがたいときは直接工事費の大きいほうです。設計書の総括表に工種区分が印字されていれば、それを選んでください。

施工地域区分

共通仮設費率と現場管理費率に掛ける補正です(通知の表-2・表-3)。複数に当てはまるときは、表の上の行ほど優先です。

大都市(1)(2)は工種によって補正がありません。そのときは市街地の係数で計算します(画面に一言出ます)。コンクリートダム・フィルダムには施工地域の補正がありません。

週休2日の補正

週休2日の工事では、共通仮設費率と現場管理費率に補正係数が掛かることがあります。この係数は率式の通知には無く、発注者ごとの週休2日の要領で決まります。特記仕様書でどの要領を使うかを確かめ、その要領の表の値を選んでください。選択肢にない組は「係数を手入力する」で入れられます。

同じ「週休2日」でも、要領の版によって係数が変わったり、補正の行が無くなったりしています。設計書の印字の区分名と、適用する要領の版を合わせて確かめてください。

前払金支出割合・契約保証

一般管理費等率の補正です(通知の別表第4・別表第5)。前払金支出割合が35%以下のときは率に係数を掛け、契約保証は金銭的保証で0.04%、役務的保証で0.09%を率に加えます。前払金の保証がない工事は前払金の補正の対象外です。

処分費等・積上げ・対象外の額

計算のしかた

共通仮設費率 = A × Pb(P=共通仮設費の対象額)

現場管理費率 = A × Npb(Np=純工事費=直接工事費+共通仮設費)

一般管理費等率 = A × log10(Cp) + B(Cp=工事原価=純工事費+現場管理費)

逆算は、予定価格になる直接工事費を幅の端まですべて拾います。率が0.01%刻みで階段のように変わるため、幅の途中に予定価格にならない隙間ができることがあります。内訳は、幅の真ん中に一番近い直接工事費で表示します。

ご注意

係数の表

出典

更新履歴

v1.0(2026-10-16)公開しました